マラソンの参加資格

42.195kmを走るフルマラソン大会の場合、女子は4時間以内、男子は3時間半以内に走れるレベルの人のみ参加可能にすればどうでしょうかね?
というのも、最近はマラソンが大ブームのようで、応募者が多すぎてずいぶん先の大会しか予約ができなかったり、参加が抽選になっていたりする状態。主催者側は、できるだけ多くの人に参加をしてもらおうとする分、適切な準備ができなかったり、ミスやトラブルが発生したりして、せっかくの大会も印象の悪いものになる場合があります。
この飽和状態を少しでも緩和するためには、参加資格を設けるべきと思うのですよね。特にフルマラソンの場合は、それ相応の練習をしっかりこなして、フルマラソンに十分耐えられる脚力と心肺力をつけた人のみが本レースに参加するようにし、実力不足で最後は歩きでゴールとか、メタボがひどく膝が悲鳴を上げているような方は、もっと練習と調整をしてから参加したほうがいいかと思います。短い距離を軽くジョギングする程度の人が、いきなり40km以上の距離を走るのは危険です。10kmやハーフならいいのですが、フルマラソンの場合、参加することに意義があるとか、お祭り気分で参加するとかといった感覚で出場する方が減れば、走ることの本質を知った実力の高いレーサーが集結し、大会そのものの質やレベルが向上すると思うのですが、どうでしょうかね?
登山でもそうですが、それなりの体力、技術、装備、経験など、十分な登山能力を兼ね備えたものが3000mの高峰や雪山に望むのが常識で、近場の低山を数回ハイキングしただけの人が、剱岳槍ヶ岳、あるいは冬山にいきなりチャレンジだなんて危険極まりないです。フルマラソンもそれと同じで、普段から10kmや20km走を何度もこなしたり、インターバル走や坂道ダッシュの練習を行い体力をつけ、膝や腱を痛めないための筋トレやストレッチ、さらには食事や睡眠などにも気を使ったりし、身体のメンテナンスに行き届いた人が、ようやくフルマラソン出場権獲得というのがベストかと思うのですよね。そうすれば、マラソン競技の意味や走ることの価値の高さが認識できるし、それに取り組む人の能力や姿勢が高く評価されるかと思います。
私もせっせと走ってはいるものの、なかなかタイムが伸びず、体調管理もいまいちなのですが、上級者やアスリートの方々のモチベーションの高さや自己管理能力を参考に、また、多くの本を読みながら知識を蓄えつつ、生きることの喜びを走ることで実感できればいいかなと思っています。そしてある程度の実力がついた頃にフルマラソンのレースに参戦し、納得の行く公式記録を残す。そしてさらなる高みを目指しながら、ロケーションのいいお気に入りのコースで、自分をライバルにしながら気持よく練習に励む。10kmやハーフの大会があれば、それを練習の一環に取り入れ場慣れする。こうすれば、レースの価値が上がるし、無理をしない分、故障の確率も減り、練習が楽しくなると思うのですよね。


ところで、ランニングシューズって片減りしますよね。特にかかとが。足裏着地を意識しても、足の変形やフォームの癖が災いして、自分の場合はかかとの外側が一気に減ってしまいます。そこで、靴の補修材のシューグーを靴底に塗ってみたのですが、これがなかなか良いです。ポイントは、靴底が減る前の予防として塗っておくこと。すでに減ってしまっている靴にももちろん使えますが、まだシューズが新しいうちに自分の減る場所に塗っておくと、どの程度減ったのかがわかるので再補修しやすいのと、元の靴底のゴムは減っていないので、走行での圧力によるヘタリはあるものの、クッション性は失われにくいような感じです。普段の練習の走行距離がハードだと、補修した部分の減りも速いのですが、塗るのは簡単だし乾きも速いため、雨で走れないときや休足日の前日などに補修しておけばok。高価なシューズが末永く使えるかと思います。お試しを。