読書は1冊のノートにまとめなさい

”情報は1冊のノートにまとめなさい”の第2弾。100円ノートを使い、読書の要点を引用し感想を書き、タイトルやタグなどをPCへ登録し検索できるようにしたシステムを紹介しています。
読んだ主な感想は、
・100円ノートを使っただけなので、とりあえず書くことはすぐに真似ができそうだ。
・本からの引用の下に自分の感想や意見などを残す方法は取り入れようと思う。
・検索のためにPCへタイトルや著者、タグなどを登録するとあるが、いっそのことメモした内容も入力すれば全文検索できるのに。
・最後に著者が持っているスマートフォンX02HT)があったが、けなしていた。是非、WILLCOM 03など別のスマートフォンを使っていただきたいw
・1300円の本にしては装丁が悪すぎる。
といったところ。
ただ本を読むだけでなく、いかに活用するかを考えた方法で、参考になる部分はいくつもありました。
”読んでから読書ノートを作るのではなく、読書ノートを作るから読む”といったことを前提にして読むことができるので、効果的な読書ができるのだそうです。
また、本の引用とそのときの自分の感想や意見を交互に読書ノートに書くことで、そのノートは「語らいの記録」となり、読み返すことで過去の自分から手紙が届いた気持ちになるとのことです。重要なのは本自体より「読書体験」だそうです。
なるほど。そういった目的でノートに記しておけば、ただ単に本の要点をメモしただけよりも中身は濃くなりますね。
他にもいろいろ個性的な方法が書かれており、質感は安っぽい本ですが中身は結構濃かったです。

それにしても、最近のこの手の自己啓発本は割高ですよね。余白が多く行間が広くページ数が少ない。つまり文章が少ない。昔の本って文字がぎっしりでページも多く、本の装丁もしっかりしてましたよね。海外の著者の本は今でもかなりの文字数があり、しっかりとした本として出来上がってます。
薄い内容をだらだら長文で書くよりはいいのかもしれませんが、もうちょっと金額を落とすか内容のボリュームを増やすかして欲しいところです。
読んで要点をメモしたら古本屋行きのような体験談や方法論などを紹介したタイプの本は、著作権料はそのままにし電子書籍として安価に発売するといいですよね。本として出せば製本屋や出版社、運送屋、書店、そしてブックオフなどの古本屋が儲かり、著者と読者の負担になるばかりです。もちろん今は電子書籍を読むための端末がいまいちなので普及は進みませんが、とりあえず永久保存版的な本以外は、電子書籍の販売も増やして欲しいですよね。