専門家の意見

新型インフルエンザで、関西圏は学校や会社に影響が出てきましたが、学校を7日間休校にしたところで、8日以降はどうするかが問題ですよね。どんどん感染者が増え続けるのは間違いなさそうなだけに、いずれはウイルスの存在する環境で生活しなければならないのなら、それを1週間ずらしたところであまり意味はなさそうな気も。1週間後なら感染者は今よりももっと増えるだろうから、そのときに学校を再開したら、感染の確立は高くなりますよね。1週間引き伸ばせば、病院の準備が整うのであれば話は別ですが。
それとこの新型インフルエンザは専門家の意見がいくつか出ていますが、テレビの番組で元小樽市保険所長の外岡氏が出演されていて、その方の話で自分が印象に残った点は、
■マスクは予防の効果がない
マスクを付けていて、感染が予防に役に立つ科学的な根拠がまだ出ていない。ただ、すでに感染した人が、他の人へ移さないためにマスクをするのは効果がある。マスクの本来の目的はこのためにある。
■今後、北半球の感染は失速する
夏場にインフルエンザが大流行したことは今までにない。ただし、秋以降は広がる可能性はある。
■うがいは効果がない
うがいを予防として行なっている国は日本以外にはない。ウイルスは10分間で粘膜に入るので、絶えずうがいをしていれば効果があるが、通常のうがいでは効果はない。手洗いは効果的。
なんだそうです。へー、意外でした。ただ、手洗いが効果的だということは、手についたウイルスを口へ入れないようにするためなので、マスクをつけていればうっかり手を口に当てる可能性は減るから、マスクはまったく効果がないとは言い切れそうにないかもしれません。
とりあえず、以前のエントリーにも書きましたが、通常の生活では完全に予防するのは難しそうなので、感染した以降の準備さえしておけば良さそうですね。