デジタルとアナログ

今販売されている雑誌DIMEに、東国原知事の記事が出ています。これは、最近発売された書籍「人生を劇的に変える東国原式勉強法」の内容に関したインタビュー記事なんですが、書籍やこの記事の中でも紹介されているA6ノートの活用法は、かなり役に立ちそうだったので、真似をしている最中です。
知事のデジタルとアナログに対する考え方は、デジタルは脳からのアウトプットに使い、アナログは脳へのインプットに使うとのこと。自分の意見や考えをアピールしたり、構想を形あるものにするには、PCやネットを大いに利用し、教養や学習などの覚えるべきことは紙とペンを酷使して、頭に叩き込むというやり方のようです。
アナログは書くことの作業が脳の活性化につながり効果的と言われていますが、メモや情報を探したりするときには検索性が悪いです。しかし知事は、この検索性の悪さを逆手に利用していて、書いた情報を探しているときに、他のメモが目に入り新たなインプットができたり、探す手間を減らすためにしっかり覚えるようになったり、仮に見つからなくても再び繰り返し書くことで、頭に染み込ませるといった方法を取っていて、アナログの欠点をうまく利用しているようです。
今まで散々学校で学んだ方法というのは、紙とペンのアナログだったのだから、こちらの方法のほうが慣れている分、頭に入りやすいというのもあるのかもしれません。
スマートフォンやPCを活用するのも便利ですが、アナログもうまく使い分けてそれぞれの利点を活かす使い方ができると、一番いいのかもしれませんね。


私はバイブルサイズのバインダー手帳を情報メモとしても使っていて、中の用紙の整理や仕分けができる点はA6ノートよりも便利なので、これを今まで以上にどんどん活用しようかと思っています。ちなみに、バインダー手帳で予定も管理される方は、こちらのサイトで紹介されている自作リフィルを利用すると、本格的な手帳にすることができて大変便利です。
http://fukuoka.cool.ne.jp/nasubi/system/index.htm
もう、システム手帳の時代は終わっていて、WILLCOM NSも違う時代に出せばもっと売れていたのかもしれませんが、昔からある分厚くごついシステム手帳でなく、10〜15mm径ほどのリングを使った薄いタイプのバインダーなら携帯性もいいし、筆記時にリングも邪魔にならないし、あまりたくさんのリフィルは入らないだけに、必要なページだけを残して整理できるのでおすすめです。手帳だけでなくB5サイズのノートもバインダータイプを使っています。必要な分だけを取り出して持ち運んだり、何度も読み返すものはクリアファイルに入れたり、プリントできたり、書損は抜き取ったりと、リフィルタイプは糸綴じノートよりも断然都合がいいですよね。
デジタル全盛の今でも、ノート術の本が売れていたりしていて、アナログの良さが見直されているだけに、スマートフォンと手帳をうまく共存させている方の使いこなし術も知りたいところです。
今回のDIMEでは記事の量はそんなに多くはないですが、知事の手帳の中身も写真で紹介されていて参考になるので、是非チェックを。