検索の活用

文房具店に行ったら売ってました、”文庫本ノート旅行編”。左のページが方眼で、右のページが無地というA6サイズのノートなんですが、方眼側にメモを箇条書きし、無地側に図やアイデアなどを書くといった使い方や、写真や切抜きを貼って、片側にコメントを書くといった使い方など、色々使えそうな感じです。ビニールのカバーにはポケットやペンホルダーも付いているし、ノートには帯のしおりも付いているし、インデックスも作れるし、無線綴じでページが開きやすいしと、たかがノートにしてはレベルが高いです。
コクヨ”システミック”のカバーに、A6サイズの”キャンパスダイアリー”と、この文庫本ノートを入れれば、下手な手帳よりも使いやすいかもしれません。


こういった手書きのノートは、書きやすさと閲覧性、そして思考を助ける道具として使うには優れていますが、情報の大量保存や文字の読みやすさ、検索性はデジタルのほうが優れています。そしてiPhoneは、Spotlightによる検索が抜群で、メモやカレンダー、メールなどから一気に検索ができます。
この検索機能を使えば、アイデア次第では色んな用途に使えますね。例えば、メモをするときに「タスク」「買物」「アイデア」「ネタ」「クレーム」「抜書き」「名言」「修理」といったタグを入れてから本文を書いておけば、検索するときにタグ名を入れるだけで、ずらりとそのタグのメモがリスト化できます。
また、私の場合は今日の出来事や日記、読んだ本、運動内容などをカレンダーの終日予定にメモしているのですが、例えば「読書」と検索すれば、読んだ本のタイトルと著者名のリストが、「ジョギング」と検索すれば走ったコースや日付が表示されます。その予定のメモ欄にちょっとしたコメントを入れておけば、検索で出たタイトルをタップすれば、メモもすぐに見れます。


GTDとして使う場合も、タグ名を「InBox」と入力して次々と思い浮かぶ項目をiPhoneのメモへ1項目ずつ書き、Spotlightで「InBox」と検索した一覧からそれぞれの内容をチェックし、「InBox」だったタグ名を「資料」「連絡待ち」といったタグ名に書き換えることで、再び検索からアクションリストとして各項目を一覧表示することが可能ですね。タスクが終了すれば、メモのタイトルをスワイプで削除するか、タグ名を「完了」に変えれば履歴としても残せます。
ただ、ToDoやGTDとして使えるiPhone用のアプリは無料のものでも結構あるので、あえて標準のメモやカレンダーと検索機能を使うまでもないですが、リストとして一覧表示したり、ピンポイントに検索ができたりと、工夫次第では重宝するかもしれません。


ところで、ウェブスクラップとして利用しているEvernoteが満タンになってしまいました。Firefoxではウェブのローカル保存にScrapBookのアドオンを使っているので、とりあえずEvernoteでクリップした画像が多目のサイトを再び表示して、ScrapBookへ保存しています。このScrapBookのデータの保管場所をDropBoxのフォルダにしていて、別のPCでもScrapBookのウェブデータを共有できるようにしています。こうしておくと結構便利です。
このデータをiPhoneでもFirefoxのScrapBook同様に扱えると完璧なんですけどねぇ。。。