学生の携帯

今朝の産経新聞の金曜討論に、小中学生の携帯所持規制の条例に関して、橋本徹氏と田中博之氏の意見が載っていました。
規制より安全啓発教育をといった内容だったのですが、携帯はあれば便利ですが、あることの弊害のほうが問題なので、基本的には親が子供に持たせないようにすることがベストですよね。条例なんかを作っても、破ったところで制裁がなければあって無いようなものだし、禁止と言われたら破りたくなるのが反抗期の子供。それに子供に携帯を持たせたところで、どーでもいいようなことをショートメールでやり取りしたり、おもしろそうな携帯サイトで楽しんだり、友達と長電話するくらいの利用方法が主体で、暇つぶしのおもちゃに過ぎません。大体、大人ですら似たような使い方をしている人が多いですもんね。
一部の親御さんからは、公衆電話がほとんどなくなったから、何かあったときの連絡に困るといった意見もありますが、何かあったら近くの民家やお店に行って電話を借りればいいだけの話です。携帯があると親から子供への連絡ができるから助かるといった点も、その親が子供の頃は携帯なんてなくても困ることはなかったわけだから、必要はないってことですよね。
そして、子供の居場所が心配だから、GPSが役に立つといった意見もありますが、親に逐一居場所を知られたら、子供からすればいつも監視されているようで嫌ですよね。自分が子供の時にこんなことを親にされたら、そんなに僕のことが信用できないのか?と腹を立てて大喧嘩です。
携帯なんて利点よりもはるかに問題点の方が大きく、それをうまく使いこなすことは大人ですら難しいレベルなだけに、小中学生に持たせるなんてまだ早いかと。
未成年者が携帯を持つには、試験を受けて合格しないと持てない仕組みでもあるとおもしろいかもですね。学校でもこれくらい頑張ったらいいのにと思わすほど、携帯試験勉強は頑張るでしょうねw