情報集め2

ウェブからの情報集めは以前書いた通りなんですが、書籍や雑誌などからの情報集めはこれらのアプリを使っています。
 G700-1st Soft Camera(App Store)
雑誌の中で、この写真や記事は残しておきたいとか、この図は参考になるといった内容があった場合は、このカメラで撮影しています。別に通常のカメラでもいいのですが、このカメラは補正が可能。特にiPhoneカメラで書籍や雑誌などを撮った場合、部分的な自動露出が原因なのか暗く写ってしまいます。そのため、このカメラのフラッシュ機能を使って補正を行っておくと明るく見やすくなります。
また、このカメラは設定によりシャッター音を消すことができます。私は図書館をよく利用しているのですが、図書館内はカメラは禁止なので、一旦借りて自習室へ移動。無音のシャッターのおかげで、この静かな自習室で安心して撮影やメモができるのですね。音がしないのなら図書館内でもこっそり使えそうですがw


 日記帳(App Store)
保存した写真は、複数ページの写真も1つにまとめられ、コメントも添えられる日記帳を使っています。フォルダやタグの分類、全文検索などのおかげで抽出がひじょうに容易。写真は全体表示も拡大表示もできます。PCでも見たい場合は日記帳から自分のGmailへ送信しておけばOK。ただしメール送信すると、画像の解像度は下がります。


 JotNot(App Store)
書籍のスクラップはJotNotを利用。スキャンしたPDFはこのアプリ内でも保存できますが、私は保存容量が大きなGmailへ送信しています。GmailにPDFという名のトレイを作っておき、フィルタ機能で受信トレイをアーカイブさせこのPDFトレイへ保存させています。画像としてカメラロールにエクスポートし、日記帳に保存する場合もあります。
ちなみにこのJotNotで撮影する場合、文章の部分をできるだけ拡大し、周りの余白を少なくしておくことがポイントで、撮影後に余白部分を切り出せる機能がありますが、それは使わず全体を選択して変換したほうがいいです。そうすれば、画像の縦横比がどれも同じになるので、PDFとして見る場合は全体表示で収まりが良くなり見やすいです。特にGmailで見るPDFはGDocsが使われるため、サイズを統一させておくととても見やすくなります。


私の場合は、紙媒体から得た情報が集約されているのは日記帳かJotNot(Gmail)ということになります。日記帳には印刷物をキャプチャしたものだけでなく、テキストを入力したり、SpeedTextでサッと手書きしたメモや、紙のノートに書いたものもJotNotでスキャンして一緒に保存しています。日記帳は複数の画像を1つにまとめられる点、検索性や閲覧性の良さ、十分な保存容量、バックアップ機能、そしてコストが450円のみなどが利点です。無料で大容量のGmailで一元管理したいところですが、iPhoneメーラーでは全文検索できない、追記や修正は下書きの状態でないとできないといった部分が欠点。Evernoteも一元化に向いていますが、iPhoneではタグの扱いが不便、小さいサムネイル表示と少ない文字量での一覧性の悪さ、複数ページの画像がバラバラに保存されてしまう、無料は転送制限があるなどの点で、私の場合はウェブクリップ専用として使っています。


 FastFinga(App Store)
手書きでサッとメモができ、画像も一緒に保存できるということで、このアプリも外せない存在となっています。特にここ最近のアップデートでさらに使いやすく多機能になりました。
長所はメモが高速な点と、挿入した写真は全画面表示や拡大表示も可能な点。印刷物のキャプチャにはこの機能は欠かせません。画像を貼り付けられるアプリはいくつかあるのですが、トリミングなしで拡大表示もできるものは結構少ないのですよね。ただ、このFastFingaは検索性が悪くてタグでの抽出しかできず、あとはサムネイルの一覧表示から選択するしかないのが残念。このため、長期のデータベースとして使うには厳しいですが、多くの写真でごちゃごちゃになったカメラロールにスクラップ画像を保存して扱うことを思えば、こちらで保存するほうが便利です。イベントのポスターや案内、お知らせ、チラシなどの広告、アンケートやプレゼントなどの情報など、保存が短期的なスクラップにはかなり使えそうです。また、このFastFingaから起動したカメラは、ズームやグリッド線、手ぶれ低減など、撮影のための機能が優れているのも便利です。
データとして多くを保存するのではなく、活用すれば削除といった内容のスクラップには重宝しそうです。


こんな感じで、アナログの情報をデジタル化して利用しています。iPhoneさえあれば、デジカメもスキャナもPCもネット回線も不要。手のひらサイズのiPhoneだけですべて完了してしまいます。便利ですね。便利すぎますよね。思わず「いい時代に生まれたもんじゃのぅ」と、じじいみたいなせりふが出てしまいます。
ただ、何でもかんでもデジタル化していると、保存することが仕事となってしまったり、情報量が多くなる分、頭に残りにくいです。そのため、あとで再チェックしたいものは、以前の「情報集め」のエントリーにも書きましたが、ToDoリストへそれを書いておくようにしています。
また、日記帳のタグには「読み返そう!」というタグが作ってあり、頭にインプットしたい内容はこのタグを付けて再読しています。
予定表の場合でも、その予定で必要な資料のキャプチャ画像が日記帳に保存されている場合は、予定表に「0218日記帳参照」と入れておけば、2月18日記録の日記帳をチェックすれば済みます。日記帳はハイパーリンクも可能なので、関連のウェブサイトと連携させることも可能です。


次回は、音楽、動画について書いてみます。