iPhoneのある生活(早朝編)

どこからともなく聴こえる、やさしく穏やかなメロディで私の朝が始まる。起こしてくれるのは隣に寝ている美女ではなく、AC電源につながれ満充電状態になった私のiPhoneだ。
 Sleep Cycle alarm clock(App Store)
けたたましく鳴る目覚まし時計とは違い、このアラームアプリはメロディがどれも素晴らしい。それに、睡眠中の体の動きをiPhoneが感知して、自分がセットした時間直前のレム睡眠時にアラームが鳴るため、目覚めの不快感がない。難点は、寝る前にアプリを起動しセットをしなければならないこと。これを忘れてしまうことが多い。そのためiPhone標準のアラームもセットしてある。
枕の下に差し込まれているそのiPhoneをおもむろに取り出しアラームを消した後、まだ布団(冬山用のシュラフだったりする)に入りながら、MobileRSSで鮮度の高い情報やニュースをチェック。そしてメールやTwitterなどをチェックする。
 MobileRSS(App Store)
MobileRSSには多くの情報が次々と集まるため、気になる記事のみをサッとチェックし、必要であればRead It Laterへウェブクリップするようにしている。この時点で記事をしっかり読んでいては短時間で処理しきれない。
 Read It Later Free(App Store)
ちなみにiPhoneSafariからでもRead It Laterへブックマークレットできるように登録してある。もちろん、PCからのブラウザでも登録可能だ。また、保存したいニュースや画像、話題などで、いずれはリンク切れを起こしてしまいそうなものは、Read It LaterではなくEvernoteSafariより転送している。方法は、”こちらを”参照していただきたい。
 "Evernote(App Store)"
Read It Laterへ集めた記事は、夜や休日などの空いた時間にiPhoneまたはPCからアクセスし情報を利用し、必要ならばEvernoteへ保存している。Evernoteは範囲を選択した部分だけ保存できるのが便利だ。
最近のウェブは宣伝画像が多くて重いページが多い。せこい私はEvernoteは月の転送制限がある無料版を利用しているだけに、無駄な部分は省いておきたい。また、PCでブラウジング中にサイトの記事が複数ページにまたがる場合は、AutoPagerなどの拡張機能を使い全ページを表示しておいてから、範囲選択して転送すれば、1つのウェブクリップとして保存できるので便利だ。
Read It Laterへ一旦保存したページを処理するときのポイントは、絶対必要かそうでないかの選別を完全に行い、Read It Laterの未読記事は空にするようにしている。Gmailの受信トレイのメールはいつも空にする方法と同じだ。これを中途半端に行うと、いいと思ったものの実はそうでもなかった情報がどんどんたまってしまう。使いもしない物で埋もれた倉庫と同じようになってしまうのだ。一旦保存してしまったものを整理するのは面倒なので、保存するときに要・不要を選別しタグ付けして、保存後は整理無用の状態にしておきたい。
また「これは便利」「これもいいな」と、どんどんウェブクリップしたところで、いざ必要な情報を得ようとするときにはGoogleで検索することがほとんどだったりする。それと同じ情報がすでにEvernoteへ保存してあったとしても、Googleに頼っているのが現実である。それに、Evernoteへ保存してある内容よりも、ウェブ検索で得た情報のほうが新しく便利だったりする。これでは使いもしない情報を集めることが仕事となってしまい、無駄な時間と労力を消費するだけだ。Google検索では探しにくい情報や、消えてしまう可能性がある記事や画像、何度も読み返したい情報のみを保存するようにし、Evernoteの中身は濃い内容にしておきたい。


また、情報を得るのにはRSSリーダーだけでなく、Twitterも役に立っている。
 TwitBird Pro(App Store)
Twitterのクライアントは豊富で、どれも甲乙付けがたく、なかなかメインのアプリが定まらないと困っている方が多いかもしれない。私もそうだ。だからあえて、メインクライアントは決めずに多くのアプリを交代で使っている。特にアップデートを機会にメインを交代させることが多い。
Twitterで得たウェブ情報で必要ならば、これもRead It Laterへ転送するようにしている。
Twitterや予定表など、元のデータはウェブ上にあり、同期することで活用できるものは、アプリの変更がスムーズなので便利だ。しかし、なかなかメインアプリが定まらないのも、この移行の手軽さが災いしているのかもしれない。
現在、私のiPhoneへ導入しているクライアントは、TwitBird以外はこれだけだ。
"Fastweet"
"Tweetdeck"
"Osfoora"
"Tweetme"
"Echofon"
他にTwitterに関連するアプリは、TwitCasting、TweetMusic、Twitter Camera、FastweetLiveなどがある。


ウェブクリップは、多くの情報を集めて保存し管理することにエネルギーを注がず、実際にその内容を活用できるかどうかがポイントかと思う。情報を知り保存したかどうかを知っているのは自分の頭なので、頭に残りもしないほどの大量の情報を集めて保存しても、ピックアップすらできなくなってしまい死蔵するだけだ。
多くの方がウェブからの情報集めと管理方法を研究されていて、とても参考になる記事があったりするが、私の場合はウェブやTwitterで情報を集め→Read It Laterへ集約・選別して活用→そして末永く必要なものだけをEvernoteへ保存。選別から外れたものは、必要なときにGoogleで会いましょう。という形を取っている。私の能力ではシンプルな方法でないと長続きできないのである。


ということで、話は長くなってしまったが、今はまだ布団の中。起床後のiPhoneのある生活は次回。(こんな、えらそうな書き方をしてしまいすみません。しかし、無理矢理続けてみますw)


"iPhoneのある生活(午前編)”へつづく。。。