iPhoneのある生活(午前編)

iPhoneのある生活(早朝編)のつづき」
目が覚めてiPhoneで情報などを得たあと、布団から出て着替えて朝食をする。納豆卵かけご飯と味噌汁、昨日の晩飯の残りのおかずを食べる。卵は高たんぱくの白身も当然入れる。朝食なしとかパン食だなんて私にはありえない。カロリーオーバーで満腹になっても、朝の食事のエネルギーは確実にその日に消費される。食べた後に眠くなるのも昼食後で、眠りから覚めた朝食後は起こりにくい。だからしっかり食べる。
グルーミングを終え出勤。仕事でもiPhoneは大活躍する。スケジュールはPocket Informantを利用している。
 Pocket Informant(App Store)
予定とToDoが統合している点が便利だ。予定はGoogleカレンダー、ToDoはToodledoへiPhoneをシェイクするだけで同期することができる。私はPCでタスクを確認することはほとんどないため、同期はバックアップが目的で使っているようなものだ。たとえPCが使える場合であってもiPhoneで確認している。iPhoneのほうが速くて手軽で扱いやすい。ちなみにカレンダーには六曜や月の位相も表示させている。
また最近はPocket Informantだけでなく2Doも使っている。
 2Do(App Store)
こちらはToDo専用アプリだが、GUIが良いため見やすく操作しやすい。そしてタスクの登録を簡単にするため、設定により自分が必要としている項目のみを表示させることが可能だ。またToodledoとの同期も可能である。未同期のタスクはバッジで表示されるので便利だ。画像や音声メモもできる。iPhoneを横に向けるとカレンダー表示にもなる。
2Doへは通常のToDoだけでなく、繰り返し行う日課も登録している。タスクが完了してチェックするときの、鉛筆でタスクに線を引いて消していくアニメも楽しい。


iPhoneは操作性、高速性、閲覧性がすばらしく、おかげでPCを使う機会が激減した。激減したと言えば、デジカメもほとんど使わなくなった。望遠を使ったり印刷して飾りたいような写真はデジイチを使うが、それ以外はiPhoneカメラで十分だ。またiPhoneはカメラアプリが豊富なおかげで、ただ撮るだけのデジカメよりもはるかに便利だ。
仕事での作業の状態やパーツを撮影したり、メモ的な写真を撮る場合はiPhone標準のカメラを使う。カメラアプリは山ほどあるが、起動・撮影・保存の高速な標準カメラがもっとも使いやすい。写真を別の目的で使ったり、趣味や遊びで使うなら、各種カメラアプリがとても便利だ。私が使っているカメラアプリは、
 G700(App Store)
 Joy Camera(App Store)
 Camera Tools10x(App Store)
などだ。個性的な写真を撮るのなら、
 ShakeItPhoto(App Store)
 Hipstamatic(App Store)
 MoreLomo(App Store)
を使うことが多い。G700はシャッター音が消せる。もちろん盗撮や撮影禁止場所での利用など悪用は厳禁だが、シャッター音を立てるとひんしゅくを買いそうな場面や、撮影を意識せず何気ない一瞬を撮りたいとき、音に敏感な小動物を撮りたいときなどには役に立つ。
撮影した画像をカメラロールに保存したままでは、枚数が増えると探しにくく扱いづらい。そこで私は日記帳を使っている。
 日記帳(App Store)
1つのメモ(日記)に複数の画像が挿入できて、全画面表示やピンチによる拡大表示もできる。メモ本文に内容を箇条書きしておけば検索ができるし、タグを付けて分類も可能。PCでも必要ならば、メモ本文に写真が添付されたメール送信も可能である。また、メモの一覧表示画面でも、本文がある程度表示されるのでわかりやすく、挿入した写真も一覧画面で小さくサムネイル表示される。
 
この画像をタップすれば、メモの本文を開かずに写真を直接全画面表示できる。タグ検索や全文検索から抽出したメモの一覧から、本文や画像を探し出すときはとても便利だ。もちろん、写真メモだけでなくライフログとしても日記帳を使っている。


書類やノート、ファックスの内容は、必要であればJotNotでスキャンする。
 JotNot(App Store)
A4資料を1枚で撮ると文字のサイズによっては解像度が厳しい場合があるので、iPhoneを横向きにして上下2枚に分割して撮影するといい。PDFに変換されたその画像を見る場合も、iPhoneを横向きにすればとても見やすい。そしてPCで見る場合も、上下に並んで表示されるので見やすい。


サッと筆記したいメモはSpeedTextを使う。
 SpeedText(App Store)
これがあればロディアのようなブロックメモはいらない。書きやすさではダントツのジェットストリームのボールペンもいらない。
ポケットのiPhoneを取り出して速攻でメモが取れるように、私はSpeedTextをホーム画面の下のDock部分に登録してある。フリック入力が速くなれば手書きなど不要かもしれないが、私の場合は入力に対して頭を使わなくてもいい手書きのほうが楽で、ある程度の長文でもストレスがない。
このアプリは複数の手書きメモを時系列で一覧表示したり、アイコンによる分類もできる。噴出しのアイコンは自分のアイデアや考え、スターのアイコンは重要項目、チェックマークのアイコンはやっておきたいことなど、自分で内容を決めておくといい。
また、手書きを文字をテキスト化するには、SpeedTextからそのメモをメール転送し、メールの下書きの状態で添付表示された手書きメモを見ながら、メール本文にテキスト入力を行うことでテキスト化が可能だ。手書きで箇条書きしたメモを見ながら、キーボード入力で文章化ができる。

このままメール作成をキャンセルし「保存する」をタップすればメールの下書きとして保存できるので、PCからGmailへアクセスして扱うことも可能だ。手書きメモだけでなく、メモとして撮った写真やiPhoneでのキャプチャ画像(コピー選択ができないウェブなど)のテキスト化にも使える。
手書きメモはFastFingaも定番で、画像が挿入できたり手書き文字の上からラインが引けたりと多機能だが、ブロックメモやポストイットの代わりとして使うだけであれば、SpeedTextのほうがシンプルで扱いやすく、動作のもたつきもない。


また、一時的なテキストメモはiMemoPadを使用している。
 iMemoPad(App Store)
画像が貼れたり検索ができる機能も便利だが、メモの一覧をタブの切り替えで見られる点が扱いやすい。デザインも良く目にもやさしい配色だ。デザインの点ではAwesomeNoteも秀逸だが、タブの分類とメモの一覧を同一画面で扱えるiMemoPadのほうが操作性は良い。ただ、文字の入力のときに、閲覧画面と入力画面が切り替わってしまう仕様は個人的には好きではない。
ちなみに一時的なメモではなく、データベースとして大量のテキストを扱うのはRainbowNoteを使っている。
 RainbowNote(App Store)
GDocsと連携できる点や、フォルダの中に子フォルダが作れる点が便利だ。今後のバージョンアップで更なるパワーアップが期待されるので、似たような機能の他のアプリを買おうとしている方は、待ったほうがいいかもしれない。(10/03/11現在)
また、すでにGDocsと同期が可能なAwesomeNoteが03/13にアップデートし、挿入画像の扱いが抜群になった。

 "AwesomeNote(App Store)"


あまり使わないが、ボイスレコーダはSmartRecordとNote2Selfを使っている。
 SmartRecord(App Store)(無料版もあり)
 Note2Self Audio Recorder(App Store)
SmartRecordは音が発せられているときだけ録音ができるオートポーズ機能が搭載され、再生速度(音程は変わってしまう)の変更も可能だ。Note2Selfは電話をかけるような仕草をすれば自動で録音が開始/停止できるのが特徴。長時間録音はSmartRecordを、短時間録音はNote2Selfという使い分けをしている。


とにかくiPhoneは優秀なアプリが多く、アップデートで進化したり新たなアプリが次々と登場してくるので、数ヶ月も経てばメインアプリがごっそり変わってしまう場合が多い。それだけに、蓄積したデータを他のアプリでも流用できるタイプのアプリが望まれるところだ。また、電話やメール、ウェブだけでなく、これだけの機能が1台でまかなえるiPhoneはすごいとしか言いようがない。月額6000円ほどの維持費が必要だが、できることを考えるとコストパフォーマンスはかなり高い。まだiPhoneを使っていない方や、ケータイを使っている方にはおすすめしたい端末である。
うちの74になる親父にもすすめたいところだが、使い出したら質問攻めにあいそうなので、どうしようか迷っているw


iPhoneのある生活(午後編)へつづく。。。