メモリ

iPhone 4はメモリの容量が512MBに倍増したそうですね。マルチタスク化されるiOS4のためにも容量アップは必要だったのかもしれませんが、iPhone 3GSでもiOS4は導入できるので256MBでも問題はないと思われます。ただ、発売されたばかりのiPadはCPUはiPhone 4と同じA4の1GHzですが、メモリは256MB。無知なので詳しくはわかりませんが、解像度が上がったりアプリが多機能になったりすると、メモリの消費が大きくなり、3GSに比べたらiPadの方が負担が大きくなるかと思います。実際にiPadのアプリが落ちやすいのもこれが原因なんですかね?
試しに、Memory Statusというアプリを使ってメモリの消費を比べてみました。iPhoneiPadでいくつかのアプリの起動と終了を繰り返してみました。起動したアプリは同じものです。ただ、同じアプリでもiPadiPad版として公開されているものを起動させています。
双方の端末の電源を一旦切ってから起動したときの消費量。


そして数回、各アプリを起動したあとのメモリ残量。

iPadのほうが消費していますね。アプリで作業をしたりすればさらにメモリは消費され、その差も広がります。空き領域がわずかになった状態で、比較的メモリを食うアプリを使うと強制終了してしまうようですが、iPadのほうがその確率は高くなりますね。iPadは秋頃にiOS4が公開されるようですが、マルチタスクになればさらにメモリの消費が高まりそうな気がします。
突然アプリが終了しても、続きから始められるアプリが多いためさほど不都合はないし、電源を入れ直せば空きメモリは復活するので安定して使えますが、多少価格が上がってもいいからiPhone 4と同じメモリ容量を積んで欲しかったですね。
ちなみにiPhoneよりiPadのほうがアプリが落ちるといっても、そんなに頻繁に起こるようなことはないです。そもそも、iPhoneでアプリが落ちることは滅多にないですもんね。Atomicのブラウザでタブを複数開いたり、容量の大きいPDFを見たりしたときに落ちたことがあったくらいで、普通に使う分にはほとんど問題はないようです。