アプリ同士の連携機能

iPadでPDFを見るにはいろんなアプリがありますが、明るさの調整やWiFiによるPCからの転送、見開き表示での左右ページの入れ替えなどの機能があり、表示が速くて軽快な拡大やスクロールができるCloudReadersという無料アプリがあります。これでPDFを表示しているときに、タップしてメニューバーを出すと、右上にペンのアイコンがあります。
"拡大する"
これをタップすると、すでにインストールしてある手書きメモの無料アプリneu.Notesが起動し、CloudReadersで表示されていたPDFが自動で貼り付けられるのですね。こんな機能があるなんて全然知りませんでした。

画像は拡大縮小、移動、回転など自由自在に配置を決めることができ、画像以外の部分をタップすれば貼り付けを決定できます。この上から手書きで自由に図や字が書けるし、消しゴムで消せるし、新たに画像を貼り付けることもできます。

そしてこのneu.Notesは、書いたページをJPEGかPDFでメール送信もできます。これなら、PDFを手書きで修正、追記したり、PDFの資料にJPEG画像を埋め込むなんてこともできてしまいます。便利ですよね。
"CloudReaders(App Store)"
"neu.Notes(App Store)"

また、DropboxやGoodReaderにあるPDFを、他のPDFリーダーアプリへ転送できる機能がiPadには備わっていますが、

Notifyというノートアプリをインストールしてあると、このアプリへPDFを貼り付けることも可能です。

こちらのアプリは手書きだけでなくテキストの入力も可能で、ウェブを開いてそのページを貼り付けたり、Googleマップを開いて、表示された地図を貼り付けたりすることも、このアプリ内でできます。このNotifyは拡大、縮小、移動などのレスポンスが悪いのが欠点ですが、手書きの入力は4倍まで拡大できるパッドを使って書けたり、直線や四角（四角を描くには直線を描くツールを選択し、2本指タップすれば可能）、丸（同じ条件で3本指タップ）を描くこともできます。四角や丸を描くときは、両方の手の指で操作すると書きやすいです。
"Underscore Notify(App Store)"

iPhoneのJotNotで雑誌や書籍、資料などをスキャンしてDropboxへ送信。それをnue.NotesやNotifyへ送って重要なポイントをマーキングしたりコメントを添えたり、それに関連する画像も挿入したりしてオリジナル資料として保存。空いた時間にチェックして頭に入れたり追記したり、参考資料として相手にメールで送ったりなど、たった1枚のPDFも、自分で成長させて有効に活用することができますね。アプリ単体でも便利ですが、こういった連携機能によりさらに便利になりそうです。