風呂場でiPhone

猛暑だった夏場はシャワーばかりだったのですが、徐々に気温が下がりだした今時分からは風呂に変更しました。やや熱めのお湯を湯船に半分ほど入れた半身浴が好きで、風呂のふたをテーブルにし、飲み物を置いて読書をするのがお約束だったのですが、iPhoneを使いだしてからは、iPhoneにスケスケ水着のジップロックを着せて混浴しています。そのときに利用するアプリをTwitterでつぶやいたところ、複数の方にRTをいただきました。入浴中に使っているアプリというのは、
RemoteBoot Lite(App Store)
これはパソコンのWake On LANの機能を使って、iPhoneから遠隔操作でパソコンの電源を入れられるというもの。事前に設定作業が必要ですが、一旦その設定が済めば、このアプリを起動しBootをタップするだけで、iPhoneからパソコンの電源が入れられます。設定に関してはWake On LANで検索してもらうとわかりやすい説明が見つけられると思います。XPでの設定の流れとしては、


Wake On LANを使えるようにする
パソコンのマイコンピュータを右クリックしプロパティを表示。
ハードウェアのタブのデバイスマネージャをクリック。
ネットワークアダプタに表示されているLANデバイスをダブルクリック。
詳細設定のタブにあるウェークアップ機能をタップし、「MagicPocket」を選択してOKをクリック。
(機種によって名前は違うかもしれません。また、BIOSの設定の変更が必要な場合もあります。)
Mac Addressを調べる
スタートをクリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリック。
cmd と入力し、コマンドプロンプトの画面を出す。
ipconfig /all と入力しEnterキーを押す。
Physical Addressという部分の12個の英数字を紙にメモ。
iPhoneのRemoteBootの設定
iPhoneのRemoteBoot Liteを起動させ、先ほど控えたアドレスを入力。他の設定はそのままでOK。


これで設定は完了ですが、機種によって設定は様々なようなので、うまく行かない場合は検索して調べてみてください。完了すれば、パソコンの電源をオフにし、iPhoneのRemoteBootを起動してBootをタップするだけで、WiFiを介してiPhoneからパソコンの電源が入れられると思います。ちなみに、3G回線でもできるようですが、ルーターの設定が必要になります。(私はこの設定がわからないので、3Gでは使えていません。)


Air Video(App Store)
これはパソコンとiPhoneの双方にこのアプリを導入しておくと、パソコンにある動画をiPhoneで再生できるというもの。WiFiでも3Gでも使えます。半身浴は身体に負担が少ない分、長い時間入浴できるので、録画した30分番組くらいは楽に見られます。iPhoneだけでなく大画面でバッテリーの持ちがいいiPadでも使えるのがうれしいです。


AudioGalaxy Mobile(App Store)
これもAirVideo同様に、iPhone、パソコンの双方にアプリをインストールすることで、こちらは動画ではなく音楽を聴くことができます。これさえあれば、iPhoneに音楽を保存することなく、パソコンにある大量のライブラリを思う存分楽しむことができます。マルチタスクに対応しているので、これで音楽を流しながらTwitterももちろんOK。静電式パネルのiPhoneは、ジップロックの上からでも普通にフリック操作ができるのがいいですね。


TeamViewer(App Store)
これも双方にインストールする必要がありますが、これを使うとパソコンの画面がiPhoneに表示され操作することが可能になります。ピンチで拡大縮小もでき、ポインタの操作も慣れれば楽チン。遠隔操作のためレスポンスは落ち、アプリを快適に操作するのは厳しいかもしれませんが、私がこれを使う目的はパソコンの電源をオフにするため。半身浴が終わればこれを起動しパソコンをサスペンドさせています。サスペンドをするのにスタートボタンから順を追うのは面倒なので、サスペンドするためのショートカットが作れるアプリを利用し、そのアイコンをタップするだけで終了できるようにしています。


HippoRemote LITE(App Store)
パソコン連携アプリということでこれもおすすめなんですが、これは半身浴中に使うわけではなく、ソファで横になりながらパソコンの動画を見る場合に利用しているアプリで、これを使うとiPhoneがパソコンのタッチパッドやキーボードの代わりをしてくれます。録画した動画のCM部分の早送りに使ったり、パソコンの電源を切ったりすることが離れた場所から可能です。このアプリは、パソコン側にはVNCのサーバアプリをインストールしておく必要があります。


電源を切るのは何も遠隔操作などせずに部屋に戻ってから切ればいいのですが、家のバスルームは夜景や星空が見れるようにと3階建ての家の屋上に作ってあり、天井はガラス張りにしてあります。バスルームの隣はトレーニングのためのジムも併設してあるのですが、パソコンの置いてある書斎は地下なんですよね。寝室はいざとなったら避難しやすいようにと1階に作ってあるため、私の場合は遠隔操作はかかせないのです。(大嘘w)


これらのアプリは遠隔操作という名前で1つにまとめてあります。

ここにあるBumpはiPhoneユーザー同士のアドレス交換のアプリですが、これは写真を3枚まで転送できる機能もあるため、iPhoneカメラで撮影した写真をカメラのないiPadへ送るのに便利です。自分宛へのメール送信や、カメラコネクションキットでも写真を転送できますが、Bumpだとすごく簡単です。
Clip Twinというのは、これもiPhoneiPad間へ写真の転送ができるのですが、こちらはテキストの送信も可能。iPhoneでテキストをコピーしてこのアプリを立ち上げると、自動でそのテキストが入力されており、iPadでこのアプリを立ち上げ相手の端末のアイコンをタップすると、iPad側でそのテキストがすでにコピー状態になり、他のアプリへペーストするだけで済みます。
EZ Cam Liteというアプリは、iPhoneカメラをiPad側で使えるもので、双方でこのアプリを立ち上げると、iPhoneカメラで映し出している被写体がiPadにも表示され、iPad側でシャッターを切ることが可能です。撮るとその写真はiPadのカメラロールに保存されています。


そんなわけで、のんびりとした長湯の時間もiPhoneiPadを使うことで、リビングにいるかのような快適な空間を作ることができます。冷え込むこれからの季節、これらのツールを使いながら半身浴で長湯を楽しんでみてはどうでしょうか。