無料の電子書籍

ナツメ社の図解雑学原子力という電子書籍が無料で公開されていました。ユニバーサルアプリです。

AppStore→http://itunes.apple.com/jp/app/id432275198?mt=8
今回の原発事故があってから、全然知識も興味もなかった原子力発電に関心が高まり、いくつかの本を読み始めました。それだけに、この本の無料公開はうれしいです。
また、原子力についてサクッとわかりやすく解説された香山哲著「原子力発電の基礎知識」というアプリも無料で公開されています。
AppStore→http://itunes.apple.com/jp/app/id431507379?mt=8
ちなみに、原発関連でオススメの一冊は、広瀬隆 藤田裕幸著「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識」です。なぜ電力会社が原発を推進したがるのか、深夜の電気料金はなぜ安いのか、揚水水力発電とは、過去の事故の詳細、非効率な電気ストーブ、プルサーマル計画の危険性、東電の莫大な負債総額と経常利益、下請け孫請け作業員の労働被曝と死者など、原発反対派の意見が書かれた内容ですが、公のデータを引用しわかりやすく説明されているので、納得の行く内容となっています。
この本のアマゾンのレビューには、原発推進派のレビューが書かれていますが、必死に反論している様子が伝わってくるのも、この本の内容が図星だからなのかもしれません。
いろいろ本を読んで見ると、便利さや利益のために、危険極まりない原発を推進した電力会社や学者、識者、官僚や政治家が悪いだけでなく、それを放置し有り余る電力を湯水のように使っていた国民も責任がありそうですね。私のように、こんな事故があってから本を読んでいるようではダメダメなんですが、何が正しいのか、何が間違っているのかを正確に判断し、筋道の通った正しい意見を発言できるようになるためにも、いろんな分野に関心を持ち、相反する意見を一通り知り、自分の正しい知識と判断力に磨きをかけることが大切なんだと感じました。
そして正確な情報を得るためには、スポンサーの圧力がかかったマスコミやメディアや、企業から待遇されている学者や識者の意見だけでなく、ネットや書籍をしっかり活用して、情報を広く得ることが重要のようですね。