FastFinga 3ドック入り

手書きアプリのFastFingaが3になって機能がアップしましたが、iCloudにも対応したおかげで、さらに便利になりました。今回のバージョンアップで下位互換性がなくなり、iOS 5よりも以前のバージョンには非対応となった点が要注意ですが、すでにiOSのアップデートを済ませたiPhoneiPadユーザーにはオススメのアプリです。機能があまりにも豊富なんですが、


・入力エリアでの書きやすい手書き機能
手書きラインの太さや色の変更が可能で、色はアイコンをダブルタップすることで無限に指定できます。
 
また入力エリアのカスタマイズが可能で、デフォルトの状態では書いた文字が小さく表示されてしまいますが、行高さを調整することで、テキストサイズに合わせた手書き文字の大きさを指定できます。また、操作ボタンの配置の変更も可能。

手書きした文字は、指定の時間が経つと自動で決定される機能があるため、

文字をドンドン書くことが可能で、書いて表示された文字は、あとから改行やコピペもできます。表示される画面はピンチで拡大縮小も可能です。


・テキスト入力
手書きアプリはたくさんありますが、このアプリはテキストも併用可能。手書きとテキストの混在もできます。フォントの種類、サイズ、色、センター寄せなどの配置の変更が可能です。数字キーや絵文字など、入力を補助するパネルもあります。文章の最初の部分が自動でメモのタイトルとなり、このタイトルはテキストだけでなく手書きでも有効です。


・挿入機能
画像、音声、アラーム、タイムスタンプ、定型文、チェックボックスの挿入が可能。アラームはメッセージもされるので、メールや予定表の通知と同じ形でiPhoneiPadに通知されます。「書類が呼んでいます」という通知のメッセージをタップ(iPhoneロック中は通知をフリック)すれば、FastFingaが起動しそのメモが開くので、予定やToDoとしての利用もできます。メモには文字だけでなく音声、画像、手書きなどいろんな情報が一元化できるのでとても便利です。


・スケッチパッド機能
この開発元のアプリにSketch Pad 3(App Store)というアプリがあるのですが、その機能がFastFinga 3に搭載されています。

自由に手書きができ、画像やテキストの挿入も可能。一旦書いたものを範囲選択して別の場所へ移動することもできるので、

図や簡単なマインドマップのようなものを書くときに、あとから配置を自在に変更できてすごく便利です。ピンチで全体を拡大縮小できて、その倍率もかなり大きいので、細かな図も描けます。画面の広いiPadでは書きやすいため、こちらで書いてiCloudと同期してiPhoneでチェックという使い方もできます。
 


iCloudでの同期
iPadiPhoneで作成したデータをiCloudを使って同期でき、FastFinga 3内にiCloudのフォルダができるので、同期したいものとその必要がないものとを分類することができます。
 


他にもリスト表示をフォルダで分類したり、タイトルタイプとサムネイルタイプに表示変更できたり、検索、タグ、バッジ機能があったり、エクスポートもEvernoteTwitterGoogleドキュメント、PicasaDropbox、指定のアドレスへのメール送信可能と、いろいろ便利な機能が豊富に搭載されているため、何が出来るのかを一通り知るだけでも大変なくらいです。とりあえず何でもここへすぐにメモができるように、iPhoneのドックに入れておきました。ちなみに、ボイスレコーディングした場合、一旦FastFingaを再起動しないと再生音が小さくなってしまうのと、手書き文字の右側が欠けてしまうときがあること、手書きエリアで書いた文字の太さと、表示された文字の太さに差があること、決定した文字の間隔を0にしても、わずかに隙間が空いてしまうバグがあるようです。
とにかく多機能で操作性やカスタマイズ性も優れているため、メモ魔には特に便利なアプリです。
FastFinga 3(App Store)
アップグレード版も出ているので、初代FastFingaを買って、FastFinga 3にアップグレードするのもいいかもしれませんね。また、初代で書いたデータを3へ移すFF Converterというツールも出ていました。