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汚名 国家に人生を奪われた男の告白

汚名 国家に人生を奪われた男の告白

鈴木宗男氏の言い分が書かれた本ですが、内容がすごいです。一部の対象者は、恥じるべき事実を書かれ実名を晒されています。名前を挙げられた者はいったいどんな人物なのか、是非とも見たくなるような内容です。
鈴木氏が逮捕されたとき、大半の国民は鈴木氏は罪人と思っていたのではないでしょうか?それは、地検の捜査や裁判結果、それをお祭り騒ぎで報道するマスコミのニュースから判断したわけですが、これが本当に事実かどうなのかは、当事者しかわかりません。国策捜査なのかどうかもわかりません。ただ、この本を読む限り、完全に国策捜査であったと思われる内容がいくつも書かれています。
結局は、4畳の隔離された独房に437日間もの長期間閉じ込められ、執拗な検察側の取り調べが続き、繰り返し事実を述べても無駄に終わる結果に。普通の人間なら気がおかしくなってしまうことかと。
それを乗り越え、ガンも乗り越え、再び国会議員として復活できた鈴木氏は、最近続いている投げやり総理大臣たちとは雲泥の差です。
同じく獄中にいた佐藤優氏は、獄中は勉強に集中できるからと、このままもう少しいたいと言っているほど。すごい。佐藤優著の獄中記を読んでも、猛烈な読書量とノートの記録を残しています。ただ、獄中記では大好きなコーヒーの話が何度も何度も出てくるところを見ると、楽しみはこれだけといった辛い生活の様子も表れていました。
党も派閥も現職も関係なく、国民投票により総理や大臣を無差別に選べるとしたら、
総理大臣:鈴木宗男外務大臣佐藤優厚生労働大臣長妻昭財務大臣:桝添要一、防衛大臣石破茂環境大臣小池百合子経済産業大臣原口一博国土交通大臣鳩山由紀夫農林水産大臣東国原英夫総務大臣岡田克也法務大臣鳩山邦夫文部科学大臣陰山英男・・・なんて感じもいいようなw