最近読んだ本

文房具の足し算 (趣味しゅみ画報)

文房具の足し算 (趣味しゅみ画報)

文房具の紹介や使い方を紹介した本で、カラーの写真もたくさんあるのですが、カタログのようなものではなくて、著者の文房具への愛着やこだわり、そして人柄まで伝わってくるような本でした。
紹介してあった使い方の中で、ロディアの縦に細長いNo.8のタイプを横向きにして、キーボードの手前に置いてメモとして使う方法、クリップボードにフラッシュライトを取り付けミニテーブルとして車内などで使う方法、クリアフォルダの見出しとして使えるペンダフレックスのラベルクリップ、ミミックステッドラーの鉛筆ホルダーなどに興味がわきました。
中には、万年筆のペンケースとして、手ぬぐいを使う方法なんてのもあったのですが、写真を見るとなかなか味わいがあるし、まとまりやすいし傷もつきにくいしデザインも豊富だしと、グッドなアイデアでした。手ぬぐいだけでなく、風呂敷なんかでも、包み方を工夫してバッグのように使うなんていうのも、個性的でおもしろいかもしれませんね。


ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー

ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー

読書法や読書術の本はたくさん出ていて、どれもこれも受け売りの内容だったり、教えてもらうまでもない内容だったりするものが多いのですが、この本は読書の技術的なことだけでなく、考え方やものの捉え方といった部分が多く書かれていたのが参考になりました。


ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ネットに依存している人に関して、図星の内容が書かれていて、とてもおもしろかったと同時に、自分も共通点がいっぱいあることに気付かされた本w
ネットは調べ物をしたり、情報を知ったり、コミュニケーションを取ったりするには便利なものですが、リアルの世界のような手間や雑音や複雑な人間関係を必要としないだけに、やりたいことに関してはハマってしまう場合が多いですよね。
一生懸命楽しんでいる分はいいのですが、その姿を傍から客観的な視点で見ると、滑稽だしあまり有意義とも思えないことが多いです。あの時間を別のことに使っていたほうが良かったかも・・・と思うことも多いです。ネットに関しては、極端にハマらないことがポイントですね。


リバース―魂の戻る場所

リバース―魂の戻る場所

数年前の本ですが、カーレースで激しい事故を起こし、全身に大やけどを負ったものの、奇跡的に命は取りとめることができた太田哲也氏の本で、体は不自由になり顔のパーツも無茶苦茶な状態になってしまった事故後の地獄のような状況や心理が綴られています。彼が生き残れた理由は、太田氏自信の精神と肉体の強さももちろんありますが、事故の時点ですでに結婚をしていて子供がいたことが大きかったのかもしれません。本の一番最後に、両親と奥さんと、2人の子供への感謝の気持ちが書かれていますが、太田氏以上に周りの人たちの辛さや苦労も大変なものがあったでしょうね。
その事故の様子は”こちら”にありました。(注:非常にショッキングな映像です)
レースのような危険なことをしていなくても、誰にでも地獄のような状況はいつ訪れるかわからないだけに、自分がそんな立場になったときの対処法を知る上でも、こういったノンフィクションの本は読んでおくべきですね。