4万2400件の純減

絶好調のソフトバンク。12月は16万5300件の純増。iPhoneのおかげですね。そしてタイトルの4万2400件の純減というのはウィルコム。。。
NIKKEI NET
ウィルコムは毎月着実に純減しているようです。
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今度出る新ZERO3は、PHSの遅い回線を解決した端末なのは素晴らしいのですが、売り込むターゲット層のメインは携帯ユーザーとのこと。もちろんスマートフォンユーザーも対象なんでしょうが、ZERO3シリーズでのアピールポイントであるQWERTYキーを省き、連打が必要なテンキーにしてしまったという点で、完全にターゲットが絞られました。
ただ、携帯ユーザーがなぜ携帯を使っているのかというと、携帯サイトのコンテンツが楽しかったり、メールのやり取りが楽チンだったり、お財布機能やワンセグ、ハイスペックな内蔵カメラなどの高機能なハードウェア、そして魅力のあるカラーやデザインのボディ、そして料金など、ガラケーならではの個性的なアピールポイントがあるからであって、テンキーがあるからとか操作性のいいUIとかが魅力で使っているわけではありません。そんなユーザーを相手に、このHYBRID W-ZERO3が果たして売れるのでしょうか?


そして、この4万件以上もの純減数は、金額に換算すれば莫大な損失。仮に通信費が月額3000円としたらそれが4万件として1200万。1年なら14億4000万円。純減は続いているので、この損失額はさらに増えます。もちろん、通信費と端末代がごちゃ混ぜになって売られているし、契約の料金プランもまちまちなので実際どの程度なのかはよくわかりませんが、1ヶ月で4万件の純減というのは半端ではないレベルということは理解できそうです。
とにかく今ウィルコムがやらなければいけないことは、新規ユーザーの獲得よりも、既存のユーザーの確保のほうが重要で、そのためには、バクチ的要素の高い斬新な端末を作るよりも、人気が高い万人向けの端末を作ることが大切ですよね。


昨日、内覧会が大阪で行われ、参加された方が早速報告をされていたのでチェックしたのですが、この端末を作る際にいくつかの候補があったようで、その中には既存の横スライド式やフロントキーボードの端末もあったそうです。スライド式はもう飽きたという声もありますが、初代ZERO3以降は、テンキー付きの縦長端末が続いているだけに、初代と似たタイプなら、横スライドでも人気が出たかもしれません。細かな操作が必要なWMは、大きな画面のほうがいいですよね。また、BBBのようにフルキーをサッと使えるフロントキータイプというのはウィルコムでは出たことがないので、今度の新機種よりは受け入れられやすかったかと思います。開発前にしっかりリサーチしているのでしょうかね?
とりあえず、WILLCOM 03の支払いはまだ続いていて、残債をまとめて払って解約するのは損なのでこのまま続けはしますが、それも終われば純減数の1人に加わってしまいそうです。長年使い続けてきただけに、応援したい気持ちはあるのですが。。。