メモリの掃除

iOS4になってから、アプリが使えなくなったり不安定になったりなど、いろいろ支障が出ているものもあるようですが、大半のアプリは使えるようです。しかし、動作が重いです。スクロールがスムーズにいかずカクカクしたり、フリック入力がもたついたり、手書きメモの筆記の反応が遅れたりといった症状が出て、以前のバージョンのOSのほうが快適でした。
こういった件をTwitterでつぶやいたところ、メモリを掃除すると快適になるとのことだそうで、早速掃除をしてみました。

左が掃除前、右が掃除を2回繰り返したもの。動作は超快適になりました。ちなみにこの右の状態でも、マルチタスクに対応したアプリが12個も立ち上がっています。アプリを1つずつ消して行ってもメモリの空き領域は増えますが、メモリを掃除するアプリを使ったほうが回復力は大きく、バックのアプリを消す必要もなさそうです。
ちなみに私が使っているアプリはMemory Statusというものです。
何もメモリを掃除しなくても、iPhoneを再起動すればメモリは回復するし、再起動に時間がかかるといっても、メモリの掃除をする作業も結構時間がかかるため、手間はそんなに変わらないかもしれませんが、iPhoneを一旦再起動させた状態からメモリを掃除させてもかなり容量に差が出るようで、

左がiPhoneを再起動した直後もので、右がMemory Statusで2回掃除したもの。掃除は1回よりも2回したほうが断然効果があるようで、こんなに空き領域が増えました。当然、この状態での各アプリの動作はサクサクで、マルチタスクのアプリをいくつか使っても、メモリの空きは余裕がありました。
というわけで、今回のiOS4はメモリの掃除が要のようですね。もともとマルチタスクでない以前のバージョンのOSでも、アプリを使い続けるごとにメモリは消費されてしまったのですが、今回のマルチタスク化でさらに消費が拡大されてしまったのかもしれません。iPhone 4はメモリが512MBあるようですが、3GSは256MBなので、定期的に再起動かメモリの掃除をさせる必要がありそうですね。
ただ、デフォルトのアプリではメモリが厳しい状態でも割りと快適に使えるだけに、アプリ側もiOS4に適した負荷のかからないものを開発する必要があるのかもしれません。