私の使っているiPadアプリ その2

"Air Video(App Store)"
Air VideoのPC用のアプリを常駐させておくことで、PCに保存してある動画をiPadまたはiPhoneで再生できるアプリ。Wi-Fiでも3Gでもアクセスできます。特に便利なのは、動画をiPad用に変換していない、MPEG2などのファイルでも再生できる点。再生中にiPadに最適化した画質にエンコードさせて転送する仕組みのようです。そのため、変換作業の処理の分、再生開始が少し待たされます。しかし、あらかじめ動画を変換しておくことも可能で、そのエンコードだけの処理もこのアプリでできます。圧縮変換しても十分な画質なので、私の場合はテレビを録画したもので保存するものは、すべてこれで変換させ容量をコンパクトにしています。


"TeamViewer HD Free(App Store)"
PCを遠隔操作できるアプリ。iPhone版もあり。反応が遅れるため、iPadでPCを普通に扱うようにはいきませんが、どうしても離れた場所でPC操作をしたい場合は重宝します。3G回線でも使えるため、何かの処理をさせておいてPCの電源を入れっぱなしにしても、終わった頃に出先でiPhoneからPCの電源がオフにできる点も便利です。PCに保存してある音楽をiPhoneiPadで再生できるAudioGalaxyというアプリがあるのですが、遠隔地から音楽を聴き終えて、自宅PCの電源を切りたいときにも、このアプリが役に立ちます。
他に、PCを遠隔操作できるアプリにHippo LiteというiPhone用(iPadも使用使用可)のアプリがあり、これはPCにVNCサーバを常駐させておけば、iPhoneiPadをPCのマウスやキーボード代わりに使えるものです。PCで動画を再生中にリモコン代わりに使えるので便利です。


"AudioGalaxy(App Store)"
PCでこのアプリを常駐させておくと、iPadiPhoneにインストールしたこのアプリで、PC内にある音楽を聴けてしまうというもの。3G回線でも問題なく再生できます。容量の少ないiPhone 16GBを使っている私としては、神的なアプリで、これさえあればあえてiPhoneへ音楽を転送しておく手間もいらないし、空き容量を気にする必要もありません。また、PCに保存してある音楽ファイルの場所をいくつも指定できるので、どのフォルダに入れてあっても、どのドライブに入れてあっても、例えばPCに挿してあるUSBメモリに入れてあっても、利用することができます。
欲を言えば、お気に入りに指定した曲は、1度再生すればキャッシュされ、オフラインでも聴けるようになれば抜群でしょうね。


"EZ Cam Lite(App Store)"
カメラのないiPadですが、このアプリを使うことで、iPhoneカメラをiPadのカメラとして利用するができます。iPhoneiPad双方にこのアプリをインストールし起動すると、双方の端末がWi-Fi、もしくはBTで接続され、iPhoneカメラで表示されている被写体がiPadにも表示されます。どちらからでもシャッターを切ることができ、撮った写真はiPhoneだけでなくiPadにも保存される仕組みです。iPhoneで撮影した写真をiPadへメールやカメラコネクションキットなどで転送すれば同じことですが、こちらのほうが早くて簡単です。同じ目的のアプリに、Camera for iPadというものもありますね。また、ClipTwinというものは、画像だけでなく、テキストのコピペもiPhoneiPad間で受け渡しできます。


"JotNot Scanner Pro(App Store)"
これはiPad用は出ておらず、iPhone用を拡大して利用しているのですが、書籍やノートをスキャン(撮影)して読みやすいものに整形し、画像やPDFとして保存できるアプリで、DropboxEvernoteなどのクラウドに転送もできます。上記のEZ Cam Liteを利用することにより、カメラのないiPadでも利用できるのですが、別にiPhoneでやればいいじゃんと思われるかもしれませんが、CPUが高速になったiPadで作業をすると、iPhoneとは比べ物にならないほど高速に処理ができるのです。"動画での説明はこちら。"そのため、複数ページを次々にスキャンする場合は、iPadで行ったほうが快適です。また、連続でスキャンしPDFで保存する場合、複数のページを1冊にまとめられるのも便利です。


"eWeather by idea(App Store)"
天気情報アプリ。今の場所をGPSから認識し、その地方の天気情報が表示されます。知りたい地方の天気を検索することもできます。機能的にはiPhoneアプリウェザーニュースのほうが上ですが、こちらはデザインがいいのですよね。iPhoneiPadアプリは機能の良さはもちろん大事ですが、見た目も重要ですよね。機能がいまいちでも、見た目がいいから売れているアプリもあるくらいです。


"underscore Notify(App Store)"
テキスト、手書き、画像、ボイスメモが挿入できるノートアプリ。DropboxEvernoteに保存してあるテキストや画像も読み込むことができます。日本語のテキスト入力はできなかったのですが、アップデートにより可能になりました。"この今回のアップデート"で多くの機能が追加されました。iPhone版も出ているユニバーサルアプリですが、iPhoneでのテキスト入力は少し不具合が出ているようです。
手書きは直接書くだけでなく、筆記エリアを拡大して手書きができる機能も装備されており、書いた文章分右へ移動したり改行したりできて便利です。さらに便利なのは、ウェブページやマップなどを検索表示し、それを画像として貼り付けることも可能です。
テキストや手書きができるアプリは他にもいくつかあり、どれも発展途上のものが多いのですが、このアプリは機能が豊富で完成度が高いかと思います。多機能な分、使い慣れる必要があるのと、手書きの場合や表示の拡大縮小に、レスポンスが一時的に悪くなる場合がありますが、何でもありの統合ノートとして使ったり、人に見せるための資料作りとして使うなど、利用価値は多いかと思います。今後のアップデートにも期待したいです。


"iText Pad(App Store)"
縦書き表示ができるテキストエディタ。入力時は横書き状態ですが、書き終えると縦書き表示が可能になります。表示方法はいろいろ選べ、原稿用紙に書いた状態も表示できます。また、ウェブから直接テキストを取り込むことも可能で、青空文庫のようなものも取り込めます。そのため、電子書籍のビューアとしても使えます。ピンチでの拡大縮小も自在で、非常に読みやすいです。iPhoneでも使えるユニバーサルアプリです。


"neu.Notes(App Store)"
手書きアプリですが、画像を取り込んでその上からも手書きできます。iPhone版もあります。さっとメモできるだけに、私はiPadよりもiPhoneで使うことが多いのですが、これでマンダラートとして使うのもおもしろいです。
どういうものかといいますと、まず新規でページを作成し、ピンチで最小に縮小。縦横2本ずつの線を引き、9分割します。
ピンチで1ます分を拡大して、センターにテーマを書き、周りの8つのますに、テーマから連想する内容を書きます。2本指でスワイプすれば、ますの移動もスムーズ。埋まったら、新たに新規のページを作成し、同じように9分割して、先ほど書いたマンダラートで連想された内容の1つを中心に書き、さらに具体的な内容を連想します。
こうすることで、1テーマから詳細で具体的な内容を抽出することができ、その内容はそのままToDo化すれば、構想から実行へ移せるのですね。ふと思いついたときに書いたり、空いた時間にますの穴埋めをしたいだけに、iPadよりも、いつも持ち歩いているiPhoneで行うほうが都合がいいです。マンダラート専用のアプリも出ていますが、シンプルなほうが使いやすいし、こちらは無料。筆記のレスポンスも操作性もいいです。
別にiPhoneでなくてもメモ帳やノートに書けばいいのですが、iPhoneならいくらでもやり直しができるし、紙やインク代のようなコストもかからないし、iPhoneは電話やメール端末でもあるだけに、持ち歩く確率はメモ帳よりもはるかに高い。それだけに、アイデアを出したり、連想したり、思い付きをメモしたりといった用途に使う時こそ、iPhoneが便利なんですよね。


iPadで使っているアプリはまだまだ他にもたくさんありますが、iPhoneに比べて、完成度が低いアプリが多いように感じられます。そして、せっかく広くなった画面なのに、うまく使いきれていないiPadアプリも多いです。また、iPadの拡大機能により、iPhone用のアプリのすべてがiPadでも使えると思ったら大間違いで、iPadでは使えず、App Storeでダウンロードすることができないものもいくつかあるのが残念だったりします。
さらには、iPadのスペック的に無理をしているのか、アプリが突然落ちたり、ひどいときは電源が落ちたりする場合もあります。また、iOS 4ではないため、変換辞書の性能も悪いし、アプリの起動が面倒だったり、マルチタスクでない点も使いにくい。
というわけで、結構欠点も多いiPadですが、今までになかった端末なだけに、今までになかった利用法や活用法があるわけで、それを多くのアプリに手助けしてもらいながら、実生活で役に立つ方法はないか試行錯誤するのが楽しかったりしています。これからも続々登場するであろう神アプリに期待しつつ、アップデートで日々進化する既存のアプリに堪能しながら、iPadをどんどん活用しようと思います。


"私の使っているiPadアプリ その1はこちら。"