Retinaディスプレイ


左のiPhone 3GSは液晶の色が黄色っぽく見え、右のiPhone 4は青っぽく見えます。バックライトの明るさを強くすれば差はわかりにくいのかもしれませんが、2台を並べて比較すると違いは結構わかります。ただ、iPhone 4は高精細なRetinaディスプレイのため表示が非常にきれいで、PDFやJotNotでスキャンしたものなど、詳細な描写のものでもはっきり認識できます。

アプリの産経新聞でもルーペで覗くとその差は顕著で、新聞の表示を1段拡大したものを、100円ショップで買ったルーペで覗いてみると、3GSは何が書いてあるのか判別できませんが、

4だと文字がはっきりと。

この描写力は写真などでも極めて有効で、とてもリアルに表示できます。ただ問題は、こんなに細かく表示ができても、近々訪れるであろう老眼になったときは、どうでもいいような次元の話かもしれません。詳細に表示することよりも、大きく表示できることの方が重要になってしまいます。
それだけに、このRetinaディスプレイが液晶の広いiPadに使われたら、感動するような見やすさと美しさでしょうね。後継機は既存のiPadよりも小型のタイプも出るような話ですが、見やすさと携帯性を思うと、新書サイズあたりがベストかもしれません。新書を横向きにしたら、週刊誌の横のサイズと等しくなるので、縦書きの段組になった記事を読むにはちょうど良さそうです。
ただ、電子書籍化がどれほど進むかが問題。紙をデジタルにしてしまうと、印刷、製本、問屋、運送、本屋などの商売が成り立たなくなるだけに、そう簡単に電子化は進まないかもしれません。本は長時間読むものなので、デジタルは目が疲れるから不向きかもしれませんが、新聞や雑誌、週刊誌などは電子化にするべきですよね。エコカー減税のような、ごく一部の人しか恩恵を受けられないような税制をするくらいなら、電子書籍化での資源のエコを進める電子書籍端末減税を行って欲しいところですw