iText Padをテキストビューアに

縦書き表示や原稿用紙表示も可能なテキストエディタiText Padがありますが、ATOK Padと連携したのもあって、テキストの作成は快適です。iPad版もあるユニバーサルアプリです。
ただ、多くのドキュメントを保存してデータベースとして使うノートアプリとして使うには不向きで、こういった使い方はクラウドとも同期ができるAwesomeNoteやRainbowNoteなどのアプリのほうが便利のようです。しかし、このiText Padをテキストエディタとしてだけでなく、電子書籍ビューアとして使うとかなり便利で、元々サンプルとして青空文庫が読めるようにもなっていますが、内蔵ブラウザを使って表示されたウェブを縦書き表示させるととても読みやすいのですね。
「Webから開く」をタップすると、ブックマークの登録もできるブラウザが表示されるので、例えば社説比較くんというサイトにアクセスします。

自分勝手な都合で2人も殺しておきながら、死刑でなく無期懲役になってしまった事件の社説を開いてみます。

これでは読みづらいのですが、この状態で「開く」をタップ。

すると、電子書籍を読むかのような表示になります。これなら読みやすいですよね。ランドスケープにも対応しており、この表示なら段組みの雑誌を読むかのような表示になるため、目の動きも少なくなり斜め読みのような速読をすることも可能です。

この表示の設定は、かなり細かく指定することができます。



背景色もいくつか用意されていますが、自分でRGBを調整して作成することもできます。私は目に優しい色合いのものを作成してみました。ビューアとして使うので、カーソルの色も背景色と似た色に変え目立たなくしました。上と下のツールバーも非表示にすることができ、必要なときは上か下の部分をタップすることで、ツールバーが表示されるようになります。これらの機能のおかげで、電子書籍アプリと同等の読みやすさになります。
社説やコラム、ある程度の文字数があるブロガーさんのページ、適当な位置で改行しておらず、ダラダラ書いてあるサイトの文章を読む場合などにはとても便利です。
"iText Pad(App Store)"