こんな記事がありました。
asahi.com朝日新聞社):風邪薬飲んだら…半日後も眠る脳 東北大が初の実証実験 - サイエンス http://j.mp/eIM3eX
これだけ医学が進化しても、風邪を治すのは医学の力では無理だそうで、体を休めて自己治癒力で治すしか方法はないそうですが、気軽に病院へ行ったり、高価な薬を買って飲んだりする人は多いですよね。薬は栄養効果のものもあるものの、基本的には痛みなどの症状を麻痺させわかりづらくし、その間に自己治癒力で治すものだと私は思っているのですが、この考えだと今回の記事も当然の結果に思えてきます。本来ならしっかり寝て治すべきものを、薬でごまかして長引かせているだけですもんね。
テレビなどで大々的に宣伝をしている風邪薬、胃腸薬、下痢止め、頭痛薬などは、体のことを考えたら飲むべきものではないと思っています。胃が痛いのは飲みすぎや食べすぎ、ストレスが原因だったり、下痢になるのは体に害があるものを早急に体外へ出したいからであったり、頭痛は肩こりや寝不足が原因であったり、他の症状でも、運動不足による血行障害や体力不足、食生活の乱れなど何らかの理由があり、それらの理由による体の異常を知らせるために痛みとして症状に出るわけで、いくら薬で麻痺させたところで、根本的な部分を解決しないことにはキリがありません。それどころか、薬で麻痺させてしまえば、自己治癒力も発揮しづらくなり、病気にかかりやすい体になるように思えます。薬を常用している方は、体が弱いからではなく、薬を常用しているから体が弱くなっているのかもしれません。ストレス発散にタバコを吸うといいますが、実はニコチン依存症のためにストレスがたまりやすくなっているという仕組みと似ていますね。
それに、テレビや広告など、膨大な宣伝費をつぎ込んでも儲かる商品が薬なんだから、薬の原価はかなり安く、利益を生み出すためのアイテムの一つに過ぎないということです。健康食品だとこのあたりの仕組みがもろに出やすいので敬遠できますが、薬は人のために必要な、適正価格の優良商品のように見えてしまうのですよね。そんな素晴らしい商品なら、わざわざ宣伝などする必要はありません。米や野菜や水など、本当に人間に必要なものなら、多額の宣伝費をつぎ込まなくても売れます。
体内には食材から必要な栄養素を引き出す能力もあるし、化学変化を起こして新たな細胞を作り上げることもできるし、体内の不調を知らせ、対処してくれるように訴える神経や脳の仕組みもあります。体が自分専属の医者であり薬局であり化学工場でもあるわけですね。そのレベルを上げるには、日ごろの運動と食生活とストレスをためない能力に気配りするしかないわけで、その手助けをしてくれるのに、iPhoneアプリはとても便利なんです。(そこにつなげるのかよw