雑記

■動画
動画が撮れるデジカメや携帯が普及したのもあって、今回の津波の生々しい映像がいくつもYouTubeにアップされています。一気に町が津波に飲み込まれる様子は、見るのも辛いものですが、被害の状況を後世に伝えることで、災害に対する対策や心構えができると思うと、こういった映像は貴重な資料になりそうですね。パニックになりそうな状況にもかかわらず、記録として映像を撮影してくれた方々は、とても重要な役割を担ってくれたのかもしれません。


■写真
動画と同様に、写真も多く残されていますが、惨状の様子だけでなく、救援救護の様子を撮られたものもいくつか雑誌などで見ることができます。そして、米軍によるトモダチ作戦の様子はFlickrにて公開されていました。見るからにタフな米軍兵士の活躍は、頼もしいと同時にかっこ良くも感じます。そして、自衛隊員の方々の活躍も素晴らしく、亡くなった方を弔う仕事までをもしっかりこなしてくれています。日々の訓練により、体力、精神力、忍耐力、忠誠心などを鍛えあげているものの、今回に限っては相当参っているかと思われるだけに、一段落付いたら、身も心もしっかり休んでいただきたいですね。


■音声
今回の地震原発が被害を受けたのも重なり、停電も多く起こりました。おかげで電池が売れに売れ、停電のないこちらの地方の店でも、電池の売れ切れが続出していました。災害時に活躍するものと言えば懐中電灯とラジオ。そして今回は、ネットでラジオが聴けるradikoがエリア限定解除となり、こちらの地方でもiPhoneで聴けるようになりました。しかし残念なことに、このエリア解除も11日の本日まで。安価なトランジスタラジオさえあれば放送は聴けるのですが、radikoの場合は地元の中京局だけでなく、普段聴けない関東や関西エリアの放送が聴けるため便利なんですよね。ラジオは長寿番組を同じDJが永遠と担当している場合が多く、内容もマンネリ化してしまうだけに、聴きなれない番組が聴けるradikoはとても重宝しそうだったのですが残念。近い将来、エリア解除をしてくれることに期待したいです。


■1ヶ月
大震災から今日で1ヶ月。まさか、1ヶ月経った今でも行方不明の方が大勢見つからないだなんて、信じられないようなことなのですが、次々と公開された写真や動画を見れば、今回の災害は今までの知識や常識は一切通用しないような気がします。あの津波での生と死の分岐点は、自分がその時にいた場所次第なんですよね。もちろん日頃から防災対策や訓練を行っておけば、危険回避の確率は上がることかと思いますが、最終的には運なのかもしれません。今回亡くなった方でも、しっかり避難訓練をされていた方が大勢いたかと思います。すぐに的確な避難行動をされていたかもしれません。それでも助からなかった。
じゃあ、どうすればいいのでしょうね?運を天に任せるしかないのでしょうか?
いつ奪われてもおかしくない儚い命だからこそ、毎日をひたすら一生懸命生きることが大事なのかもしれません。そのために生まれてきたのだと思えば、前向きになれそうな気がします。今回亡くなってしまった方々が、身を持ってそれを証明してくれたような気がします。いつ死ぬかはわからない。だからこそ、今を一生懸命生きろと。
黙祷。