mSpot

私のiPhoneは16GBモデルで、ストレージの空き容量は1.5GBほどしか残っていないのですが、それもあって、音楽は一切保存していません。基本的に邦楽はあまり聴かないので、洋楽中心のネットラジオで間に合ってしまうのと、自分が持っている音楽は、PCが起動中ならAudioGalaxyを使うこともできるし、ZumoDriveのクラウドに預けておけばオンラインで聴くことができます。私は今はZumoDriveを使っているのですが、無料は容量が2GBまで。ところが、mSpot Musicというサービスを見つけて試したところ、これがすごく便利です。
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これもZumoDrive同様のクラウドストレージなのですが、無料で利用出来る容量は5GB。5GBなら、仮に1曲の容量が5MBとすれば1000曲保存できますね。
アカウントを作成し、PCとiPhoneの双方にmSpotのアプリをインストール。PCへインストールの際、WMPiTunesのライブラリを指定するか、音楽が保存されているフォルダを指定できます。フォルダは複数指定できます。アプリはDropboxやSugarSyncなどと同様に、PC起動時に常駐するタイプで、指定したフォルダ内の音楽が次々と自動でアップロードされて行きます。音楽ファイルはクラシックのようにファイル容量が大きいものでも、問題なくアップロードできるようです。そしてアップロードされた曲は、PCのブラウザからmSpotへアクセスし、IDとパスを入力してログインすれば、音楽ファイルを管理する画面が出るので、WMPiTunesのような感じで簡単に音楽を扱えます。ダブルクリックですぐに音楽を再生できるし、削除することもできるし、お気に入りとしてプレイリストに登録することも可能です。クラウドに預けた音楽を聴くため、他のPCからでも扱えます。
iPhoneアプリからだと、アーティスト別、アルバム別で選択でき、作成したプレイリストの曲を聴くこともできます。音楽はiPhoneへキャッシュされる仕組みなので、キャッシュされた曲はオフラインでも聴けます。キャッシュされたかどうかは、音楽のタイトルの文字が灰色から黒色になります。設定によりキャッシュサイズの選択もでき、キャッシュに保存せずストリーミングのみの設定にすることも可能でした。キャッシュサイズは2GBから16GBまでの間で指定できます。空きが1.5GB程度しか残っていない私のようなiPhoneは、最低容量でもパンクしてしまいます。そんな人のために、ストリーミングのみという機能があるわけですね。ちなみに3G回線でのストリーミングでも、ほとんど待つことなく再生できました。そして再生中には次の曲を先読みして一時的にキャッシュしているようで、連続再生のときは待ち時間0です。すごいですね。
再生方法はシャッフル、リピート、プレイリストの演奏ができ、アプリを閉じたバックグラウンドの状態でも、iPhoneサスペンドした状態でも演奏は続けられます。
保存した音楽が聴き飽きたら、PCで指定したフォルダの音楽を入れ替えるか、新たな同期フォルダを指定すればいいだけなので、PCとiPhoneをUSB接続し、iTunesを介して曲を転送する手間がないし、お気に入りを集めた曲にすれば、5GBの容量で十分足りますね。無料は5GBまでですが、有料の場合は月額$3.99で50GBも使えるそうです。また、アプリはiPhoneiPadの双方で使えるユニバーサルアプリ。無料です。iPad版は解像度を合わせただけで内容は一緒でした。ただ、無料の場合、ログインして曲が聴けるのは1端末のみ。別の端末からアクセスすると、聴いていた端末側は自動でログアウトされ、再度ログインし直す必要があります。有料版なら5端末まで同時使用OKのようです。また、iOSだけでなくAndroidアプリも出ているようです。
すごく便利ですよね。紹介ビデオも用意されていました。
http://www.mspot.com/music/learn_overview?direct=footer#
音楽はこのmSpotとTuneIn Radio、ポッドキャストはPodcaster、ラジオはradikoとRadio JPがあれば幸せな感じです。