健康法の達人

今年は猛暑が続き、生きるのが大変なレベルなんですが、この暑さに負けないためにも、水分と栄養と体力の確保が重要になってきます。夏場は冷たいものが美味しく感じるので、アイスクリームやアイスキャンディー、冷たい清涼飲料水などをたくさん摂ってしまいがちですが、アイスキャンディーを溶かしてコップに入れて飲めますか?清涼飲料水を常温に温めて飲めますか?ネチネチして甘すぎたり、香料が強すぎて下を巻くほどまずかったりしますよね。本来なら、口に含んだら「オエッ」となって吐き出すレベルの甘ったるくまずいものでも、冷やせば食べたり飲んだりできるのですよね。でも、胃の中は猛暑の気温と同じ暑さ。つまり、胃に味覚があったなら「オエッ」となってリバースしたくなるほど、身体にとって不要と判断する食品となるわけです。
栄養分を分析して、身体にいいのか悪いのかという判断方法もありますが、人間の口は食べ物を咀嚼し味わいながら消化を助けるだけでなく、これは身体に必要か不要か、いいものか悪いものかを判断する、一番最初の関門の役目でもあります。極端に冷たいものは味覚を麻痺させ、そこで正確な判断を誤ってしまいます。冷たく甘いものを食べたあとは喉が乾きますが、あれは身体にとってマイナスなものを取り入れたがために、水で薄めて中和させたり、消化や排泄を促したりなど、身体や内蔵に負担をかけないようにする意味があるのではないかと、自分勝手に思っています。また、清涼飲料水も甘さが半端ではないため、ペットボトル症候群という弊害があるらしく、こちらのページに詳細が書かれていました。血糖値を下げるために水を欲するようですね。なるほど納得です。


私が気を付けていることは、冷たい飲み物や食べ物を常温や体温の温度に温めた場合、食することができるかどうかということを判断の基準にしています。大丈夫と思えるものだけを摂るように心がけています。そして、野生動物ならどうか?ということも考えるようにしています。彼らは、薬も医者もいらないし、歯磨きやうがいもすることなく、メタボにもならず健康に生きています。もちろん、冷蔵庫なんてないため、暑い夏場に冷え切ったものを食べること自体ありえません。
人間は頭脳が進化し、便利なものを次々と編み出して使っていますが、そのおかげで人間は動物なのに、生き物の視点から物事を考えないようになっていますよね。私は犬を飼っているのですが、その犬を見て、「何でおまえはそんなに元気なんや?」と尋ねると「人間は大変やのう、オレを見習えよ」と答えているような気がします。


あなたにとって一番必要なものを1つだけ差し上げます。と言われたら何と答えますか?いろいろ出てくるかと思いますが、結局は「健康」これしかないですよね。いくらお金をもらっても、食べ物をもらっても、最高の異性をもらっても、健康でなければすべてが宝の持ち腐れです。健康を維持するために、あるいは病気を克服するために、薬品や健康法、健康食品など、多くの情報が山積していますが、そんなものを頼らずに、「野生」や「自然」という基本を参考にするだけで、最良の健康法や治療法が簡単に見つけられるような気がします。野生の動物は健康法の達人かもしれませんね。


人工的に作られた冷たい食品のほとんどは、身体のために作られたものではなく、売れて利益を得るために作っています。それが身体にマイナスであろうが、栄養が乏しかろうが、血糖値が上がりすぎて水を飲まなきゃいけないものであろうが、売る業者には関係がありません。その部分を的確に判断して、身体に良いものだけを食べるようにしたいもんですね。