放射能

App Storeで”原発”や”放射能”で検索すると、いくつかのアプリが出てくるようになりました。「福島原発からの風向き」というアプリは、風向きや強さを地図上に表したアプリなんですが、

レビューには、放射線の飛散状況を表したものと勘違いされている方も見えるようですね。その放射線の状況を示したアプリもいくつかあるようで、試してみたところ、「放射線チェッカー」というものが便利そうです。

遠く離れたこちら東海地方はほとんど影響はないと思っていたのですが、ニュースでは大気中からごく微量の放射性ヨウ素131を検出したとのことです。極めて微量のもので健康には影響はないとのことですが、風向きの影響はないこちらへも、はるばる飛んでくるもんなんですね。アメリカでは、半径80kmエリアから退避しろとか、フランスやポルトガルは、日本から出国するか東京から退避、スイスとオランダは首都圏と被災地からの一時退避を勧告、オーストラリアは、被災地を含む1都8県からの退避との指示があったわけですが、飛散の威力を認識し、最悪の事態を想定していれば、この指示は当然のものだったのかもしれません。
ただ現状では、人口密度の高い都心からの避難は混乱につながるし、仕事や学校のことも考えないといけないし、お金もかなり必要です。また、放射性物質が微量な場合は、どの程度健康に悪影響があるのかは定かではありません。そして危険なものは、放射性物質だけでなく、排ガスや副流煙、ウイルス、農薬などもあれば、天災や交通事故、心筋梗塞や脳溢血などの病気、そして自殺など、いくらでもあります。危険性と可能性を考え、自分なりに優先度を付ければ、今もっとも気を付けなければいけないものが出てきますよね。もしかすると、微量な放射能を気にするということは、足元に交通事故やガンというマムシがいるのに、それを知らずに蚊を気にしているのに等しいのかもしれません。


自分の本体は脳であり、身体は借り物。頭の上に乗り込み、ロボットの身体をコントロールするマジンガーZと似たようなものですよね(古い?古過ぎ?)。身体は乗り換えることができないだけに、普段からメンテナンスをし、エネルギーとなる食材を厳選し、出力となる体力を鍛え、それをうまくコントロールできる知識と技量を付けることが、私の場合は最優先ではないかなと思っています。
タバコをスパスパ吸いながら酒を飲み、脂ぎった高カロリーの食事を腹いっぱい食べ、休日は家でゴロゴロしている人が「放射能怖いよね」と言ったところで、どうしようもないですもんね。