トレーニング

能力とお金と健康の3つのうち、劣ると困るものは健康。いくら能力が優れていても、一生遊んで暮らせるほどの大富豪であっても、病気で寝こんでしまっていてはお手上げですよね。それだけに、エネルギー源となる食事に気を使うのはもちろんのこと、病気に打ち勝つ免疫力、病気になったときの回復力など、自らの身体を鍛えておかないといけません。すでに病気の人でも、根本は治さず対症療法ばかりの薬や病院に頼らないようにし、自己治癒力と抵抗力が発揮できるような肉体と精神力を鍛えておかないとダメですよね。
私は40歳手前の頃に禁煙をしたおかげで、運動が苦しくないようになりジムへ通うようになりました。そしてその後禁酒もし、今は自分でジョギングや筋トレ、ストレッチをコンスタントに行えるようになりました。それまではタバコを3日で2箱ペースで20年以上吸い続け、ビールは500mlの缶を2〜3本、寝る前はワインや焼酎という状態。肉体労働なのもあってメタボではなかったのですが、下腹だけがポッコリと出て、腕以外の筋肉は乏しく、風邪や腹痛などはしょっちゅうでした。ところが今は、腰が弱いのだけは治らないものの、他は健康優良じじいです。
運動が続けられるのも、軟弱になりたくないという意思が強いことや、何人もの身内が病気で亡くなってしまったということが大きいのですが、コンスタントに運動ができるようになったのは、ジムのマシンや自転車、ウェアや靴など、道具の力も大きいです。そして今はiPhoneアプリがとても役に立っています。
ジョギングはNike+GPS、ウォーキングやサイクリング、ハイキングはRunKeeper、筋トレと身体測定の記録はGymGoal、脈拍測定にInstant Heart Rateのアプリが活躍しているのですが、今回"Nike Training(App Store)"というアプリを導入してみました。現在無料です。動画によるトレーニングフォームの説明があるため、アプリのファイル容量が425MBもあります。Nike+GPS同様に記録はウェブと同期できるようで、サイトはこちらです。


これ、女性用のフィットネスメニューなので、私には楽勝レベルかと思っていたのですが、トレーニングはタイムで計測されるため、筋トレの強度は自分次第でどうにでもなるのですね。ダンベルのウエイトを重くしたり、屈伸回数を増やしたり、あるいは屈伸をおもいっきり遅くしてみたりなど(筋力を付けたい男性の場合は、スロートレーニングが効果的です)、いくらでも負荷がかけられます。そのため、ワークアウトを一通り行うともうへろへろで、ジムでのトレーニングとまったく遜色のないレベルとなりました。それに、紹介されるトレーニングが、今まで経験したことがないムーブのものもいくつかあるため、トレーニング不足の筋肉がよくわかります。
道具はダンベルとボールが必要で、私はダンベルは持っていたのですが、ボールがなかったのでヘルメットを使いましたw ダンベルは、取っ手付きのペットボトルに水を入れれば代用できるし、トレーニング用のゴムチューブでも使えそうです。ボールは別にボールでなくてもいいようなものもいくつかあるので、工夫次第でなんとでもなりそうです。
ステップやジャンプなどの動きもあるので、それなりの部屋で行うほうがいいですが、iPhoneはどこへでも持っていけるので、庭や公園、河川敷やグラウンドなど、適当な場所で行うこともできますね。少し前にビリーブートキャンプが異常なほど流行りましたが、こちらは無料。やってみたけど私には無理!と思っても損はしません。
このアプリの動画に出てくる野性味あふれる肉体の女性は、かっこいいだけでなく知的にも感じますよね。研ぎ澄まされた肉体美は、仕事も私生活も充実しているように見えるのが不思議です。自分の身体は自分でしか管理できないだけに、こういったツールを活かしながら、放射線にも負けない体づくりができればと思います(^_^;)