走り納めで目標達成

あけましておめでとうございます。


晦日の昨日、2011年の走り納めということで、42.195kmを走りました。フルマラソンを3時間半以内で走るというのが2011年の目標でした。そしてできることなら3時間20分で走るのが理想でした。3時間半なら1kmあたり約5分、3時間20分なら4分45秒ほどのペースです。
走る1時間ほど前に切り餅を5つとバナナを食べ、水を多めに飲み、出す方も済ませました。そして粉末のポカリを薄めに作ってペットボトルに入れ、ウエストポーチにボトルとバッテリー内蔵ケースを付けたiPhoneを収め、ランニング用の服に着替え、iPhoneにイヤホンを挿し準備ok。ちなみにボトルのキャップには、こんな飲み口を付けています。

自転車屋さんで売っていたのですが、市販のペットボトルのスクリューキャップに取り付けられ、パカッとワンタッチで開閉できるので便利です。
シューズはジョグ用とスピード用と分けていて、スピード用はアシックスのエクスカリバーを履いています。

軽量で通気性が良く、底は薄めでロスが少なく、私の足型にピッタリフィット。そしてレースにも使えるタイプなのに価格が安いです。
コースは河の堤防を走り、橋を渡って対岸の堤防へ移動し、再び橋を渡って元の堤防に戻るという、1周2kmほどの見晴らしのいい周回コース。風が強かったのですが、晴れて気温は8度とコンディションは良好でした。少し前に30km走をしたのですが、その時に右足のふくらはぎと左のひざを痛めたので、この痛みをぶり返さないように慎重にスタート。しかし、気合が入っているのと、体調が良かったのもあり、サブスリーペース(4分15秒)になってしまいました。このペースでは絶対あとで壊れると思うものの、日頃のトレーニングで脚力や心肺機能がアップしたのもあり、抑えた走りでもこのペースになってしまいます。「こんなに楽ならもしかしてサブスリー達成か?」と甘い考えを抱きつつ、iPhoneのRunmeterでペースアナウンスを確認しながら走り続けました。走行中には、mSpot Musicアプリを使い音楽を聴いています。このmSpotは、mSpotのサーバに音楽をアップロードしておくと、iPhoneでも聴けるというサービスで、一旦聴いた曲はキャッシュされたり、次の曲のダウンロードに待たされないように先読みしてくれたり、好きな曲をプレイリストに登録できたりします。そのため、聴きたい曲だけiPhoneへ保存できるので無駄がありません。シャッフルやリプレイ演奏の機能も備わっています。


たまにドリンクで口を潤しながら、せっせと走り続けます。20kmまでのペースはこんな感じ。

RunmeterはiPhone内で地図や区間ペース、グラフなどを見ることができますが、パソコン側で見ようと思うと、Dailymileというウェブサービスとしか連携できないため、詳細なデータが見づらいです。しかし、RunmeterにはGPXファイルのエクスポート機能が備わっています。

このファイルをRunkeeperへインポートすることで、走行したマップや、ペースなどのグラフ、スプリットタイムを閲覧することが可能です。上記のペース表はRunkeeperのものです。
向かい風と追い風の影響でペースに差が出てしまうものの、20kmあたりまでは順調に走行できました。しかし、フルマラソンは30kmが折り返し地点と言われるほど、30km以降の辛さは半端ないレベル。何とか足の痛みが出ないようにかばって走っていたものの、足全体が疲労困憊になり、鉛のような重い足になってしまいます。とにかく足が動かない。前に進むのは胸だけなんですよね。蹴りを強くしたり、ピッチを速めたりして頑張るものの、一気にペースが落ちだしてしまいました。

そしてついに37km地点でペースは5分台に突入。それ以降もどんどん速度は落ちていきます。しかし、現在のタイムは予想をはるかに上回る好タイム。何とか維持したいと必死。ウエストバックからiPhoneを取り出し、現在のタイムを逐一確認し、「頑張れ!」「もう少しだ!」と声を出しつつ、「足の痛みと心肺の苦しみを感じさせる脳を麻痺せよ」と願いつつ、走り終えたタイムは3時間10分31秒。Runmeterは42.195kmピッタリのタイムは出せないのですが、1kmごとのタイムが出せます。

42kmの地点で3時間9分3秒。残りの195mをその後の5分33秒ペースで走ったとすると3時間10分14秒。最後はヘロヘロになったものの、うれしい結果となりました。Runmeterでの速度とペースのグラフはこんな状態。

見事なまでの落ちっぷりですが、前半のハイペースが功を奏したようです。そして今後の課題が見えてきました。


今月のランニングの走行距離は421km。(Dailymileのグラフ)

今の時期は雨が少ないおかげで、コンスタントに走ることができました。


この3時間10分という壁はかなり厚いらしく、何年頑張ってもなかなかクリアできないそうで、普段の生活もしっかり改善して取り組まないと厳しいそうです。しかも、年齢が45歳以上になると、ますます条件は厳しくなり、年が経つに連れて、サブスリーの目標は遠ざかってしまいます。サブスリーを達成された意見で参考になったのはこちらのサイト。トレーニングに工夫をし自分に合った方法を見つけているのと、モチベーションを上げるための強い意志を確立されているのがとても参考になりました。


私はランニングを始めたのは2年ほど前からなのですが、タイムを意識し、ライフワークとして本格的に取り組みだしたのは昨年から。最初はキロ6分レベルで、距離も5kmを走るのが限界でした。フルマラソンを4分台で距離を刻むのなんてありえないような話だったのですが、それができるようになったとは驚きです。そして、わがままで飽き性でめんどくさがり屋だった自分でも、やればできるんだという自信にもつながりました。おまけに体調がすこぶる快調になり、病院とか薬などは一切不要。妙な言い方ですが、生きることが楽になってきました。自分の身体と対話ができるようになり、体調が不調の時でもどうすればいいのかがわかるのですよね。頭痛のときはバファリンではなく寝れば治るし、肩こりのときはシップではなく運動をすれば治る。筋トレ不足ということを腰痛が知らせてくれるし、あまり変なものばかり食べないでと、胃や腸が痛みとして訴えてくれる。パソコンばかりしてないで緑豊かな風景を見なさいと、視力が衰えた目に怒られるし、あなたの体調管理の成績はこれですと、便が表現してくれます。人間の構造はすごいですね。


というわけで、今年はいよいよフルマラソンのレース参戦も視野に入って来ました。昨年と同様に、今年も目標を定めてランニングを楽しみ、満足できる記録を作れるように頑張りたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。